田谷住建では安心の家づくりのため、「耐震」だけではなく「耐震+制震」をおすすめしております。
耐震だけのときよりも揺れを20~50%程度軽減させることができるため、万が一の時にご家族をお守りします。
柱、梁、壁などの強度を上げることで、建物の骨組みで地震の衝撃に耐える工法です。建物に地震エネルギーがかかるため、大きな揺れでは損傷余震などの二次災害時には性能が発揮できないことがあります。
揺れを吸収する装置が、地震の揺れを吸収するため、建物内の揺れを軽減します。建物への負担が軽減するため、余震など二次災害も軽減することができます。
現在の耐震基準の住宅は、大地震(震度6強クラス)でも本震では倒壊しないように設計されています。ですが、この耐震基準は本震からは家を守ることができますが、その後に起こる余震のことまでは考えられていません。本震で家の構造躯体(柱や壁など)にダメージがあった場合、余震の規模や回数によっては余震で家が倒壊することもあります。
MIRAIEのダンパー上部のエネルギー吸収材(高減衰ゴム)が地震の揺れを効率よく吸収し、住宅に揺れを伝わりにくくします。住宅の基礎が受ける地震の揺れを吸収して低減します。
X方向、Y方向に、ダンパーが作用するよう最適に配置すれば、1階に4箇所設置するだけで、家全体を守ることができます。配置の位置も側端部配置と中央部配置の2種類からお選びいただけます。
実験の結果、建物の上層と下層の揺れ幅を測定したところ、MIRAIEは最大70%(※1)の揺れを低減することが実証されました。
(※1…実大振動台実験の結果による)
巨大な地震の揺れを連続5回与える実験を行った結果、MIRAIE非装置では、1回で大破したのに対し、MIRAIE装置の場合では、5回与えても安全限界変位に達することはありませんでした。しかも、MIRAIEそのものには損傷がなく、繰り返して発生する余震にも効果を発揮することを確認できました。
【実大振動台実験詳細】
・木造2階建住宅を想定したモデルの1階部分にMIRAIEを設置
・建物形状2.73m×2.73m。建物総重量31.6kN(3.2tf)
・入力波1995年兵庫県南部地震
震度6強 最大加速度818gal
※データは実験の結果によるもので、建物形状、配置プラン、地震波によって異なります。
ダンパーに使用するゴムは弾まないタイプの高減衰ゴム。高減衰ゴムは揺れを熱に変えて吸収・発熱するため、耐久性があります。
試験の結果、約90年での劣化率10%は未満と高い耐久性を示しました。壁内に設置するため、気温や紫外線による劣化の心配もほとんどありません。
上記の通り、ダンパーの高減衰ゴムは弾みませんが、伸縮性はそのまま維持されているものを使用。
地震や日常の振動で伸び縮みしてもエネルギーの吸収性能の効果は変わりません。
ダンパーの高減衰ゴムと鉄板の結合には、熱と圧力をかけて化学的に接着する「加硫接着」を採用しました。加硫接着は強力な接着で、耐久性は90年以上という結果が出ています。
(※1…実大振動台実験の結果による)